土地探しのマメ知識

一番大切なこと

敷地調査について

どの敷地においても、どのような法的制限(建築基準法や都市計画法、農地法など)があるかということについて、すべてを把握することは初めての方なら非常に困難です。家づくりをスタートさせてからプランが先行し、いざ契約段階になって法的制限によって計画が白紙になる場合も考えられます。早い段階で最低限の項目を調査しておくことをおすすめします。(建売りなどはすでにクリアしているということです)

根本的に家の大きさなど本質に関わる必ず知っておきたい項目

・敷地の状況
 敷地の寸法・形状や、盛り土・整地の必要性などの調査

・隣地の状況
 隣地、道路、歩道、側溝、高低差などの調査

・法規関係
 建築に関する法規の調査

・登記簿調査
 登記簿上の面積、他の権利関係などの調査

建物本体以外に総予算に関わってくるため知っておきたい項目

・設備の状況
 給水、排水、ガス、電気、電話など引込みなどが整備されているかの調査

工事が始まってから近隣とのトラブルを避けるための知っておきたい項目

・施工関係
 資材の搬入、工事用足場の設置難易度、工事車両駐車場の有無等の調査


【地名と地盤の関連性】

一概に言えませんが、地名に川、河、池、沼、蓮、窪などの漢字がつく場合は、以前湿地帯だった場合もあり、一度昔の地形を調べてみたりすることも必要です。また宅地造成で○○丘、○○台という地名も新しくあるので、調べることが可能ならおすすめします。

念のため住所もチェックしましょう

家を建てる前には地盤が緩くないか非常に気になるところです。かつて沼や田んぼだった土地に山から運んできた土を盛り、宅地造成しているケースは少なくないようです。そのような地盤は、地盤が弱く強い地震がくると地割れを起こる可能性が高いです。逆に雑木林、丘だった土地は安心ということになります。このあたりは、市役所などで昔の写真を探したり、地元の人に聞き出すといった地道な方法をとるのがベターでしょう。 地盤が緩い場合は、地震などに備えて確実な地盤改良をする必要があるので、そのあたりも不動産業者に詳しく聞き出す必要があります。こういう点も地元の不動産業者が強いというところです。