現場チェック

CHECK

配管工事

それぞれの設備の寸法に応じて、給水・排水の配管をおこないます。キッチン、浴室、洗面、トイレなどの給水・給湯・排水・ガスなどの配管です。以前は、給水配管は塩ビ管をボンドで接合し、給湯配管は銅管を溶接して配管していたのを、現在ではチューブを利用して配管しています。排水配管は塩ビを利用しますが、埋設はせずに床下に配管。いずれも将来の補修などに備え、工事を用意にするためです。

配管は配線ほど複雑な管(くだ)の流れはないのですが、温水と冷水の区別を間違えるなどの、うっかりミスに注意。もちろん、それぞれの設備機器の種類や位置をしっかり把握すれば、混乱は起きません。ただ、将来のメンテ ナンスをしやすいように、シンプルな配管を心がける必要があります。

断熱材工事

住宅性能表示制度に基づいた構造になっているか、必要箇所に構造金物が施されているかチェックを行います。壁、床、天井などにすき間なく断熱材が入っているかを確認するほか、外気に接した壁・床・屋根・開口部、または外気に通じた物置や小屋裏の室内側の天井など、断熱する必要のある部分をすみずみまでチェックします。さらに、コンセントの配線などがある場合のすき間対策を怠らないようにする必要があります。結露対策としては、断熱材より内装側に防湿層を設けることによって、水蒸気が断熱材に入らないようにする工夫なども検討します。

浴室設置

浴室を取り付けます。ハウスキューブの施工実績では、タイルの床と壁仕様の設計から始める浴室と、手軽に防水性を得られる機能面・価格面にすぐれたユニットバスの導入が半分ずつになっております。ユニットバスは工期 が短いですが、意匠のバリエーションは限定されます。オリジナル浴室の場合、デザインや設計の自由度にすぐれている半面、工期が長くかかるうえ留意するポイントも多くなります。それぞれの長所を比較して決めたいもので すね。浴室乾燥機やミストサウナなどの付帯設備に対する支持も高いです。

ユニットバスの据え付けでは、ユニットの窓枠と躯体の窓枠にずれがないかどうか、入り口の扉につかえがないかどうかのほかに、排水の確認も必要です。在来工法の浴室では、埋め込み浴槽の排水口に排水管が直結してい るかどうか、浴槽の排水口と床の排水口が結合している場合と別々の場合があるので、それぞれの具合などについても確認が必要となります。

床板・天井下地

断熱材の施工の後には、床や天井などの下地作業に取り掛かります。床下に断熱材を敷き詰めたら、その上に床板下地のコンパネを張ります。隙間なく敷き詰めて、金具で止めます。天井クロスを張る下準備として、耐火ボード を張ります。ボード類を張る前に隠れてしまう部分の設備的な工事を終わらせます。