現場チェック

CHECK

地盤改良工事

基礎の配筋ピッチや基礎幅・土台のチェックを行っている写真です。基礎工事が終了すると、1週間以上かけて乾 かした後、上棟に取り掛かります。

基礎工事の流れ

水盛、遣方
家の建つまわりに、貫板〔ぬきいた〕を水平に張り、基礎をつくる準備をします。

基礎杭打設
予めおこなっておいた地盤調査に基づいて、必要があれば杭を打ちます。

割栗石敷込み
ベタ基礎部分全面に割栗石を敷き込みます。

配筋
全面及び立上がり部に鉄筋を配置します。

基礎完成
型枠を組んでコンクリートを流し込み、固まればベタ基礎の完成です。

上棟

基礎工事が完了したら、次はいよいよ上棟(むねあげ)です。上棟とは屋根の一番上の部材である棟木を取り付けることを言います。家の骨組みとなる柱を組み上げていく作業で、1~2日かけて数人の大工が協力して行います。 通常、一軒の家は一人の大工の手によって建てられますが、このときは5人~10人の人手が集められます。

筋交い・間柱

筋交いとは、耐震等の目的を持った斜め材のことをいいます。風圧や地震力などによる水平力に抵抗し、軸組みが変形するのを防止する役目があります。間柱とは、壁の下地をつくるために入れる半柱のことをいいます。

木工事は建物の構造強度にかかわる重要な工程です。設計図面をもとに重要箇所にあたる部材チェック、柱や筋交いの位置などを現場チェックします。法令によって、筋かいの寸法が決められているほか、筋かい端部の結合部についても決めごとがあるため、これに関しても確認を行います。間柱の接合部がきちんと釘で固定されていなければ、壁面の支えの役割を果たさなくなってしまうので、接合部のチェックも怠りません。