現場チェック

CHECK

耐震金物・構造用合板

壁の補強だけではなく、柱を基礎から耐震金物等で補強します。壁の補強では筋交いの補強のほか、構造用合板での補強もおこないます。阪神淡路大震災の家屋の倒壊は、柱の接合の弱さが原因のひとつとなっています。地震時に働く力を計算して、必要な場所に適した最善の金物を、基礎や筋交い、土台、柱、梁を一体化して働くようにして、倒壊を未然に防止するのが耐震金物の役割です。構造用合板は、構造耐力上で主要な部分に用いる目的で作られたものです。構造用合板を使うことによって、耐震性や耐風風を飛躍的に高めることが可能となります。

住宅性能表示制度に基づいた構造になっているか、必要箇所に構造金物が施されているかどうかチェックを行います。構造金物は、木造の継ぎ手や仕口部で接合部の補強などに用いられる金物をいいます。基礎と土台、柱を 固定する金物、柱と土台、筋交いを固定する金物など、規定の金物が定められた位置にしっかりと固定されているかを確認します。

構造金物・構造

住宅性能表示制度に基づいた構造になっているか、必要箇所に構造金物が施されているかチェックを行います。

床暖熱・床下地

床の下地組作業になります。土台に根太受け、大引を載せ掛け、根太を設置していきます。根太の間に断熱材が入り、下地の合板を張ります。床断熱は、一階床下に断熱材を付けて、熱気や冷気といった外気の影響を減らす工法です。床下の風通しを良くするために、床下に換気口を設けます。床下地工法には、根太を組み、下地から床面を離す工法(根太工法)と、下地に直接床仕上げ材を貼る方法(直貼工法)があります。通常は、根太工法を用いています。

床下の通気を良くした分、冬場の冷気を伝えないことが必要です。床断熱では、施行の精度によって性能の差が出てきます。断熱材が自重で反ってしまうことで隙間が生じ、冷気か入り込むこともあります。この場合、床下の下部分の温度が下がり、十分な換気をしなければ、結露やカビが発生するケースもあるのです。そのため、床断熱の施工には細心の注意が必要です。私たちが推奨する工務店はミスのない施工を心がけ、精度の高い工事を常に行ってきた実績を持っています。

サッシ取付

壁・床の断熱と同じぐらい、窓部分からの熱損失についても重要な部分になります。なるべく断熱性能の良いサッシ、複層ガラス(ペアガラス)窓を採用することをおすすめします。最近ては、サプライヤーが地域の気候に合った 断熱性能を持つラインナップをそろえるなど、サッシのバリエーションが豊富になっているほか、大開口のサイズや 凝ったデザインのサッシも数多くあります。

写真では、サッシ取り付け部分の仕上りをチェックしています。サッシの寸法に合わせた、窓の下地を作ってあり、下地ができ上がれば、サッシを下地にはめ込むだけとなります。この下地が、サッシの高さ・幅に合っていなければ、窓を埋め込むことができなくなるので、施工には注意が必要です。また、下地にはめ込んだサッシは釘やビスで止められるため、この接合がうまくいっているかもチェックポイントとなります。